女性経営者が気になる、結婚したら個人の実印どうするか問題
結婚したら配偶者の姓にするかどうか、自分の姓にしてもらうかどうか。これは文化的な習慣、個々の価値観によるかと思うので、何とも言えません。
男性でも、パートナーの姓に変更する方もいらっしゃいます。私の知り合いも女性側が実家の事業を承継するので、支障がないように女性側の姓に変更していました。
ただ、手続きが面倒、結婚の報告をする必要性が低い知人への説明をどうしよう…悩ましい、煩わしいことが多いのも事実です。
2019年に住民票やマイナンバーカードに旧氏を併記できるように法律が改正されました。
それに伴い、住民票に旧氏が併記されている場合、旧氏(旧姓)での実印登録ができるようになりました。
ビジネス上、旧姓のままとする女性は多く、特に個人事業主の女性にとっては旧姓が活用できることは大きなメリットです。自分自身の名前がブランドであり、姓が変わることはブランド名が変わったことと同様の影響があります。
旧氏(旧姓)での実印登録を行なった場合、個人名での押印が発生する個人事業主はビジネスネームのまま事業活動が行えることは大きなメリットです。しかし、プライベートで大きな取引をした場合、「あれ?印鑑とやりとりしている名前が違ったのか…」と思われるくらいが懸念点かもしれません。
女性の場合、「名前のみ」で実印登録している方も多いです。親が女の子に印鑑を作る場合、将来苦労しないように「名前のみ」の印鑑を作ってあげることもあります。
ビジネスネームで旧姓を使う場合、実印は「旧姓登録」か名前のみの印鑑を作成して「名前のみ登録」のどちらかが良さそうですね。
名前も自分のブランド。大切にしていきたいですね。
この記事へのコメントはありません。