女性経営者が気になる、産後の夫は、「産後の心身の負担」を知らない
産後、なぜこんなに不安なんだろう。孤独を感じてしまうんだろう――。
寝不足でフラフラなのに、この体調不良をわかってくれないんだろう。産後は不安が少しずつ積み重なっていきます。
実際、産後の女性の心身の負担はとても大きいです。ホルモンバランスは出産後に急激に変化し、体も心も不安定になりやすい。睡眠不足や体調不良、イライラや落ち込みを感じる女性は約9割にも上るというデータもあります。
私の夫は、私が二日酔いになった時は甲斐甲斐しく世話をしてくれる優しい人です。本人の性格はもちろん、一番大きな要因は夫も二日酔いを経験したことがあり、辛さを実感していることもあると思います。
でも、夫は産後の女性の体の変化と心身の負担を知らない。多くの男性は知らない。経験をしていないし、知識としてもないから。「出産前と同じ妻」だと思っているから、こちらのしんどさや孤独感に気づいてくれない。産後の夫婦のすれ違いは、こうした“見えない負担”への無理解から起こることが多いそうです123456。
先日、友人の男性が「23時頃に帰宅したら3歳と0歳の子どもが泣き叫んでいた。どうしたら良いのだろう。」SNSに投稿しているのを見ました。私は朝から23時までそのような状況で、産後数ヶ月も経たないのに子どもをケアしていた奥さんはさぞ大変だっただろう、と自分ごとのように想像してしまいました。しかし、友人には奥さん目線の視点はありませんでした。以前の彼女と同じだと思っていて、心身の負担や変化を知らないから。
私の夫は育児に主体的に行う良いお父さんです。でも実は、私の中にどこか不安がずっとありました。それに気付いたのは、娘が保育園に通い始めて一年くらい経った時でした。足を悪くして歩けない私の代わりに、行き帰りの送り迎えを1ヶ月間やってくれました。その時に困った時に助けてくれるんだ。私は一人じゃない。困った時に助けてもらえるんだ。その当たり前の事実に気付いた時に、肩の力が抜けたような解放感がありました。
産後のママたちは、決して一人で頑張らなくていい。
イライラや不満も、心身の変化も、全部“当たり前”のこと。
助けを求めて良い。自分の辛さ、悩みの事実を伝える。
伝えなきゃわからない。それは事業を行う中で私たちのお客様相手でも言えることですよね。伝えないと何をやっているのかわからない。信頼に足るのかわからない。
まずは、伝える。そこから意識していきたいですよね。
出典一覧
1 https://shiruto.jp/life/2936/
2 https://bemyself.pasonacareer.jp/lifestyle/lifestyle-1994/
3 https://pocket.chiikihoiku.net/postpartum-crisis/
4 https://www.fufukaigi.com/guide/archives/19
5 https://nihonshinkyu.jp/archives/1975
6 https://media.withwork.com/article/850
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