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どこに相談したらいい?女性経営者・フリーランスのための公的相談窓口ガイド(東京編)

「経営や仕事で困ったとき、どこに相談したら良いかわからない…」
そんな悩みを抱えている女性経営者やフリーランスの方は多いのではないでしょうか。
今回は、東京を例に、国・東京都・自治体・商工会議所・商工会の相談窓口をわかりやすくご紹介します。
また、一般の有料相談と無料相談の違いや注意点もまとめていますので、ぜひご活用ください。


1. 国の相談窓口

よろず支援拠点

全国に設置されている国による無料の経営相談窓口です。
中小企業や小規模事業者、フリーランスも対象で、予約制で対面・Webなど多様な方法で相談できます。
回数制限はなく、何度でも無料で利用できます。
根拠法令:中小企業支援法など

日本政策金融公庫

創業前・創業後の資金調達や事業計画の相談ができる政府系金融機関です。
東京・愛知・大阪の拠点で来店・オンライン相談が可能。
平日・土曜・夜間相談もあり、無料で利用できます。
根拠法令:日本政策金融公庫法

フリーランス・トラブル110番

厚生労働省が設置するフリーランス向けの弁護士による無料相談窓口です。
契約トラブルや取引適正化に関する相談に対応しています。
根拠法令:フリーランス・事業者間取引適正化等法(令和5年成立)


2. 東京都の相談窓口

ワンストップ総合相談窓口(東京都中小企業振興公社)

都内の中小企業者・フリーランス向けの無料経営相談窓口です。
経営全般や法律相談に対応し、電話・オンライン・メール・夜間相談も利用できます。
回数制限はありません。
根拠法令:東京都条例等

東京都労働相談情報センター

労働問題(給料未払い、ハラスメント等)の相談窓口です。
無料で利用できます。
根拠法令:労働基準法・労働契約法など

女性活躍推進法個別相談(東京労働局)

女性経営者や企業向けに、女性活躍推進法に関する相談ができる窓口です。
電話や個別相談が可能で、無料です。
根拠法令:女性活躍推進法


3. 自治体(区市町村)の相談窓口

市役所・区役所の創業支援相談窓口

各自治体が独自に設置する創業・起業相談窓口です。
例:東京都中央区の「出張経営相談(創業相談)」や「起業家塾」など。
無料で利用でき、相談回数は自治体によって異なりますが、基本的に複数回対応可能です。
根拠法令:各自治体条例

生活困窮者自立支援法に基づく相談窓口

生活困窮者自立支援法に基づき、自治体が設置する相談窓口です。
経済的困窮や生活全般の相談に対応しています。
無料で利用でき、相談回数は基本的に制限なしです。
根拠法令:生活困窮者自立支援法(平成30年改正)


4. 商工会議所・商工会

東京商工会議所・各地商工会議所

東京商工会議所や各地の商工会議所は、中小企業や個人事業主・フリーランスの経営相談、創業支援、セミナーなどを提供しています。
相談内容は経営全般、資金調達、販路開拓、人材確保など多岐にわたり、無料または有料で利用できるサービスがあります。
会員になると割引や特典がある場合も。
根拠法令:商工会議所法

各地の商工会

商工会は、主に小規模事業者や個人事業主向けの相談窓口やセミナー、補助金・助成金の案内を行っています。
経営相談や創業支援は基本的に無料で利用できる場合が多いです。
根拠法令:商工会法


どこに相談したらよいか迷ったときは?

まずは「よろず支援拠点」「ワンストップ総合相談窓口」または「東京商工会議所・各地の商工会議所・商工会」に問い合わせてみてください。
あなたの悩みに合わせて、適切な相談先を案内してくれます。
無料で何度でも相談できる窓口が多く、女性経営者やフリーランスの方も安心して利用できます。


民間有料相談と無料相談の違い・注意点

無料相談の特徴と注意点

  • 費用がかからないので気軽に相談できる
  • 相談内容が基本的なもの(経営相談、資金調達、労働問題など)に限られる場合もある
  • 相談時間や回数が制限される場合もあるが、公的窓口は何度でも利用できるケースもある
  • 無料相談は初回や現状把握、簡単なアドバイスには最適
  • 相談先は法的責任を原則負わない。助言はあくまで参考情報であり、個別具体的な案件の保証や責任は伴わないため自分で判断することが重要

民間の有料相談の特徴と注意点

  • 専門的なアドバイスや、法律・税務など高度な内容に対応できる
  • 相談料が発生するが、特定の企業や商品に影響されない中立な立場で相談できる場合が多い
  • 継続的なサポートや顧問契約を希望する場合にも適している
  • 弁護士や税理士など、より専門性の高い分野の相談にも対応
  • 相談時間や内容に応じて費用がかかるため、予算や相談内容に応じて選択すると良い

まとめ

  • どこに相談したら良いかわからないときは、まず「よろず支援拠点」「ワンストップ総合相談窓口」または「東京商工会議所・各地の商工会議所・商工会」に連絡
  • 無料で何度でも相談できる窓口が多い
  • 相談内容に応じて、国・東京都・自治体・商工会議所・商工会の窓口を使い分けると専門的なサポートが受けられる

「行き詰まってどうしたら良いかわからない」「好きなことを仕事にするためのヒントが欲しい」という方も、まずは公的な相談窓口を活用することで、新たな気づきや成長のきっかけになるかもしれませんね。
ぜひ、気軽に相談してみてください。

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