女性経営者・フリーランスが気になる、出産後何ヶ月で職場復帰する?
妊娠がわかったとき、嬉しさの裏で『これから仕事はどうしよう…』と、ふと不安になること、ありませんか?
法律上の育児休業制度がない経営者やフリーランスとして働く女性にとって、産後の復帰は大きなテーマ。
『早く仕事に戻らなきゃ』と自分を追い込んでしまう方も多いです。
私自身は、産後2ヶ月に仕事に復帰しました。私自身は第一子でしたが、自治体によっては第二子の場合、上の子の保育園の関係で産後2ヶ月で復帰する方も多いです。私は、産後2ヶ月目からオンラインでのテレーワークを中心にフルタイムで仕事を再開しました。復帰した月に顧客先訪問やセミナー講師もしていました。仕事先との調整は、出産10ヶ月前に相談しており、その時期での復帰を決めました。早い段階で夫に育児休業が取れるかも確認して、復帰したタイミングで夫が育休に入り、私が夜間対応を行なっていました。復帰のタイミングは実家を含めて、サポート体制にもよるかと思います。初めての育児、子供の体調不良の心配もあり、振り返ると心身ともに復調はしていませんでした。
若い方で将来子どもを持つことを考えているフルタイムの女性には、メリット・デメリットや制度の紹介を行なっていますが、あらためて、経営者やフリーランスとして働く女性の産後復帰の時期を整理してみました。
女性経営者の産後復帰:時期別メリット・デメリットと割合
産後復帰のタイミングによって、経営者・フリーランス女性ならではのメリット・デメリットが大きく異なります。また、いつ頃どれくらいの割合で復帰しているのか、出典を元にした推計をまとめました。
産後復帰時期別まとめ表(時期・メリット・デメリット・推計割合)
時期 | メリット | デメリット | 割合(参考・推計) |
---|---|---|---|
1ヶ月以内 | ・仕事のブランクが少ない ・顧客や取引先の信頼を維持しやすい | ・身体的・精神的負担が大きい ・回復が不十分で無理が生じやすい | 約3%(雇用者) 約30~40%(推計) |
1~2ヶ月 | ・仕事の流れを忘れにくい ・収入減を最小限に抑えられる | ・体調や育児の不安定さが残る ・サポート体制が整いにくい | 約10%(雇用者) - |
3ヶ月以内 | ・体調が安定し始める ・育児のリズムもでき始める ・徐々に復帰しやすい | ・仕事量や顧客維持の不安が残る ・長時間労働やフルタイムはまだ難しい | 約30%(雇用者) 約60~70%(推計) |
3~6ヶ月以降 | ・育児と仕事の両立がしやすくなる ・体力や集中力が回復傾向 ・慣らし期間が取りやすい | ・ブランクが長くなると顧客や取引先の信頼回復が課題 ・収入減が続く場合も | 約70%(雇用者) 残り(推計) |
各時期のポイント
- 1ヶ月以内の復帰
仕事のブランクは少ないものの、母体への負担が大きいため無理は禁物です。経営者やフリーランス女性は体調次第で比較的早く復帰する傾向があります。 - 1~2ヶ月以内の復帰
仕事の流れを維持しやすい一方、体調やサポート体制に注意が必要です。 - 3ヶ月以内の復帰
体調や育児のリズムが安定し始め、徐々に復帰しやすくなります。 - 3~6ヶ月以降の復帰
育児と仕事の両立はしやすくなりますが、ブランクが長くなると顧客や取引先との関係維持が課題となります。
割合・出典について
- 雇用者データ(会社員・パートタイマー)
- 出典:厚生労働省「令和3年雇用均等基本調査」
- ポイント:雇用されている女性の復帰割合であり、経営者・フリーランスとは状況が異なります。
- フリーランス・経営者推計
- 出典:『日経xwoman』、『ママスタジアム』などの体験談・インタビュー記事
- ポイント:明確な統計はありませんが、体験談やインタビューをもとにした推計です。
まとめ
女性経営者・フリーランス女性の産後復帰は、雇用者と比べて自由度が高い反面、制度やサポートが少ないため、体調や仕事の状況に合わせて柔軟に判断することが大切です。時期ごとのメリット・デメリットを理解し、自分らしい復帰のタイミングを見つけてくださいね。
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